撹拌脱泡機
自転公転式撹拌脱泡機とは
自転公転式撹拌脱泡機 ハイマージャ
撹拌脱泡機は、材料を容器に入れ、高速で自転と公転をさせることで、容器内で対流を発生させ、混ぜる(撹拌)と同時に泡を除去(脱泡)する装置です。
撹拌脱泡機は医薬品材料、インク・塗料、化粧品基材、樹脂・接着剤・シーリング剤、二次電池材料など幅広い素材の処理を行えます。研究開発、製造現場などでもさまざまな業界で活用されています。
撹拌脱泡の原理
ハイマージャは、素材を入れた容器を装置内に傾けて取付け、自転と公転を与えて遊星運動させます(図1)。
容器を高速で公転させると大きな遠心力が発生し、さらに自転による遠心力が加わって、内部の素材には強力な合成遠心力が作用します(図2)。
この合成遠心力は円筒容器内壁のラジアル方向より下向きに作用するため、素材は内壁に沿って底の方に移動しようとします。容器が自転することで、連続的に容器内壁では下向き、中心部では上向きの対流運動が生じ、さらに自転による渦流も発生し、この二つの流れが効果的に合成されて緻密な撹拌が行われます。
また、撹拌素材に混入した気泡は遠心力と自転運動で中心部に集まり、対流により内部から表面に押し上げられます。同時に強力な遠心力で気泡は圧縮破泡して脱泡が行われます。これらの動作を真空中で行えば、さらに微細な気泡まで脱泡することができます。
撹拌脱泡機導入のメリット
共立精機の撹拌脱泡機はこのような悩みを解決できます!!!
材料のロスをなくします。
撹拌脱泡機はプロペラレスのため、材料を処理する時に、材料のロスとダメージを低減します。
材料の撹拌不足やダマ※1を抑制します。
自転・公転速度の比率を自由に変更することが可能で、材料の粘度や材質により適性の撹拌脱泡設定ができます。更に、最大400Gの大きな遠心力を発生しますので、高い撹拌力が保証されます。
※1: ダマとは小麦粉などの粉類が、液体で溶いたときに、ブツブツと固まってしまうことをいい、粉類と液体がうまく混ざっていないことが原因です。
高粘度材料でも効率よく処理することが可能です。
業界初のメカ式変速ユニットを搭載するモデルを令和5年にリリース。
自転・公転比率(110通り)を自在に調節可能かつ高速から超低速まで安定した運転を実現。
高粘度な材料でも効率よく処理することが可能です。
小型卓上機から大型 大容量機(Max. 40ℓ バッチ)までラインナップが充実しております。
液体やスラリーの高精度な撹拌と脱泡を、簡単にしかも高能率で行うことができ、素材本来の能力を最大限に発揮する装置です。
ご希望の容器が使用できます。
お客様のご要望にお応えし、最適なご提案を行っております。
随時デモ機・加工テストを承りますので、ご要望をお伝えください。
設計・製造・アフターフォローがすべて自社のため、素早い対応!!!